【エンディングノート】延命治療(延命措置)について考えて書いておくべきこと

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延命治療を自ら希望するのか?しないのか?
それとも家族に任せるのか?

簡単に決断できることではないですが、延命治療についてはエンディングノートに書いておきたい項目のひとつです。

本記事では、

  • 延命治療について今のうちに考えて書いておくべき内容
  • より強い意思表示をするには「事前指示書」を書いておくこと

など、延命治療について考える際に知っておきたいポイントをまとめています。

目次

そもそも延命治療とは

そもそも延命治療とは何なのか、ここで一度再確認してみましょう。

延命治療とは

快復の見込みがなく死期の迫った患者に、人工呼吸器や心肺蘇生装置を着けたり、点滴で栄養補給をしたりなどして生命を維持するだけの治療。

引用:コトバンク

回復の見込みや望みがなく、死期が迫った状態は「終末期」と呼ばれています。

延命治療では、人工呼吸器や点滴の他にも、胃ろう(お腹を切開して管を通し、医薬品などを投与する処置)も行われることがあります。

本人と意思疎通ができなくても、可能な限り命を延ばしたいと家族が希望すれば、延命治療はできます。

医療技術の進歩によって延命治療が可能になった反面、「生き続けることの意味」「尊厳死」「安楽死」について、テレビやネット上でも議論されることが多くなりました。

次の見出しでは、延命治療について今のうちに考えておくべき内容について、詳しく紹介していきます。

エンディングノートに延命治療について書く項目と書き方

エンディングノートに延命治療について書く際は、「延命治療についての今のあなたの考え」を書くことが大切です。

例えば・・・

  • 出来る限りの延命治療をしてほしい
  • 全ての延命治療を拒否する
  • 助かる見込みがあるのなら、延命治療をしてほしい
  • 痛みや苦痛のケアである緩和医療はしてほしい
    (延命治療を断ったとしても、痛みや呼吸の苦しさを緩和する医療を受けられます。安らかな最期を迎えるための必須条件でもあります)
  • 家族の判断に任せる
  • わからない、まだ迷っている

まだ迷っていて決められない場合は、その通りに書いておけば大丈夫です。

定期的にエンディングノートを見直して、考えが変わることがあれば、その旨を追記した上でその日の日付を記録しておきましょう。

延命治療について書くことができるエンディングノート

エンディングノートには市販されているもの、無料配布されているものなどがありますが、ノートよって延命治療について書ける内容が異なります。

ここでは、市区町村が無料配布している中でも、延命治療について書く欄が充実しているエンディングノートを紹介します。

延命治療について詳しく書くなら…
おすすめは「横浜市青葉区」のエンディングノートです。

横浜市青葉区が無料配布しているエンディングノートでは約1ページ分、延命治療について書くことができます。

横浜市青葉区版エンディングノート

市区町村が無料配布しているその他のエンディングノートについては、下記の記事で詳しくまとめてありますのでそちらをご覧ください。

無料でダウンロードできる市区町村のエンディングノートまとめ

より強い意思表示をするためには「事前指示書」を書いておく

もしあなたが“延命治療は望まない”としても、その考えを反対する家族がいる場合、「事前指示書」を作成しておくことで、より強い意思表示をすることができます。

事前指示書は、日本尊厳死協会「リビングウィル」が発行する”延命治療は望まない”と宣言する書類です。

⇒ 日本尊厳死協会「リビングウィル」

家族とコミュニケーションを取ることの大切さ

エンディングノートに希望を書くだけではなく、もしもの時について家族と話し合っておくことが何より大切です。

日頃から家族とコミュニケーションを取ることで、自分の考えを見つめ直すきっかけ、家族の考えを知るきっかけにもなるからです。

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