残された家族が困らないように、家族の負担が減らせるようにと、エンディングノートを書く方が増えています。
本記事では、本当に家族のためになるエンディングノートの書き方についてお伝えします。
本当に家族のためになるエンディングノートの書き方
残された家族のためになるエンディングノートを書くには、次の2つがポイントです。
- 家族の誰が読んでも分かるように書く
- 遺言書との違いを理解して使い分ける
家族の誰が読んでも分かるように書く
エンディングノートには、身の回りの情報、心の中にある希望、何でも自由に書き留めておくことができます。
しかし、自分にとっては当たり前のことでも、かみ砕いて書いてしまうと何も知らない家族から「これってどういうこと?」と思われてしまうことにもなりかねません。
エンディングノートを書く時は、項目について「5W1H」を意識して書くようにすると、家族にも伝わりやすくなります。
5W1H
- Where:どこ
- Who:だれ
- When:いつ
- What:何
- Why:なぜ
- How:どのように、どのくらい
遺言書との違いを理解して使い分ける
エンディングノートには、法的効力がありません。
つまり、エンディングノートに相続について書いたとしても、それは本人の希望というだけで必ずしも叶えられるとは限らないのです。
相続について遺志を示したい場合は、エンディングノートとは別で遺言書を残すようにしましょう。
エンディングノートと遺言書の違いを簡単にまとめてみました。
エンディングノート | ・法的効力なし ・書き方や書く内容は自由 ・主に身の回りのことや葬儀の希望などを書く |
遺言書 | ・法的効力あり ・死後に関することのみを書く ・既定の書き方でないと無効になる場合がある ・主に財産の分け方について書く ・判断能力がなくなった後に作ったものは無効 |
エンディングノートも遺言書も、元気なうちに、かつ判断能力があるうちに書いて作っておくことがポイントと言えますね。
エンディングノートの家族ページには何を書く?
エンディングノートに書いておきたい、家族の情報は次の通りです。
<家族について書いておきたい項目>
- 名前
- 続き柄
- 生年月日
- 血液型
- 現住所
- 電話番号
- メールアドレス
上記と併せて「家系図」も書いておくと分かりやすく、相続を考える時に役に立ちます。
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エンディングノートを書いたことを家族に伝えましょう
エンディングノートは、残された家族に見つけてもらえなければ意味がありません。
葬儀を済ませ、遺品整理の時にエンディングノートが見つかった…という話も実際にあり、そうなれば家族としては後悔しかありません。
エンディングノートを残す時は、家族に「エンディングノートを残してあるからね」と一言伝えるようにしましょう!