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【直葬の全てが分かる】意味・費用・流れを総まとめ!最安値の葬儀業者を探す方法も

お通夜や告別式を行わず、火葬のみでお別れをする「直葬(ちょくそう)」。

この記事では、

  • 直葬の費用や流れ
  • 家族葬との違い
  • 直葬のメリット&デメリット
  • 香典・供物・供花について

など、直葬に関するあらゆる不安や疑問を解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

最安値で直葬ができる葬儀業者を探す方法

「最安値で直葬ができる葬儀業者はどこ?」という問いに、一概にこの葬儀業者が一番安いです!と答えることはできません。

なぜなら、お住まいの地域、葬儀場の希望地、参列想定人数など、葬儀の金額が決まる項目が人によって異なるためです。

では、葬儀業者1社1社に連絡を取って希望を伝えていかなければいけないのかというと、そうではありませんので安心してください。

「葬儀業者の無料一括見積もりサービス」を使うことで、一番安く直葬ができる葬儀業者を簡単に見つけることができます。

葬儀の無料一括見積もりができるサイト「葬儀レビ」では、希望の条件を入力するだけで全国400社の中から最大10社の見積もりを簡単比較。

一括見積もり自体は無料で、結果に満足できなければ他の葬儀業者を紹介してもらうこともでき、見積もり結果からそのまま葬儀業者へ手配することもできます。

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直葬(ちょくそう)とは

直葬(ちょくそう)とは、お通夜や告別式などの宗教儀式を省いて、近親者だけで「火葬のみ」を行う葬儀のことです。

直葬は、高齢で知人や友人など呼ぶ人がいない場合や、故人の遺志がある場合、経済的理由などから選ばれています。

直葬を選ぶ人の割合

鎌倉新書の「お葬式に関する全国調査(2017年)」によると、葬儀の種類として直葬を選んだ人の割合は「5%」でした。

ちなみに、一般葬は53%、家族葬は38%、一日葬は4%という結果です。

直葬・家族葬・密葬の違い

直葬と家族葬は、近親者だけで行う点は同じですが、「家族葬」はお通夜から告別式までを行います。

「直葬」は、お通夜も告別式も行わない火葬のみの葬儀なので「火葬式」とも呼ばれています。

一方で「密葬」は、葬儀を公にせず行うことで著名人の葬儀などでよく見受けられる形式です。

近親者のみでお通夜から火葬までを執り行っておき、後日遺骨を前にして本葬やお別れ会をするものです。

ポイントまとめ
  • 直葬‥‥火葬のみ
  • 家族葬‥‥お通夜+葬儀+告別式
  • 密葬‥‥近親者のみでお通夜+葬儀+告別式→→→後日本葬やお別れ会

直葬にかかる費用の内訳

葬儀の無料一括見積もりサイト「葬儀レビ」を利用した場合の直葬(火葬式)の全国平均は「19万円」となっています。

直葬(火葬式) 平均19万円
一般葬 平均90万円
家族葬
平均58万円
一日葬
(近親者のみでお通夜を行わずに1日で「告別式+火葬のみ」を行う葬儀)
平均45万円
直葬(火葬式)の費用内訳
  • 搬送2回分(①病院から安置施設まで、②安置施設から火葬場まで)
  • 安置施設代
  • ドライアイス代
  • 火葬料
  • お棺、骨壺、花束代
  • お布施(僧侶を呼んで読経する場合のみ)

ちなみにお通夜から告別式まで行う一般葬や家族葬の場合は、上記の他に「式場使用料」「祭壇費用」「飲食費・返礼品代」がかかります。

葬儀費用の相場と事前に一括見積もりを行う際の注意点

直葬の流れ

直葬の流れは、安置→納棺→出棺→火葬場に搬送→火葬となります。

ちなみに一般的な葬儀の場合は、安置→納棺→お通夜→葬儀・告別式→出棺→火葬となり、納棺と出棺の間にお通夜・葬儀・告別式が行われます。

直葬も一般葬も、安置から納棺までの間に葬儀社と今後の流れを確認します。

安置場所について

直葬をする際の故人の安置場所は、主に「自宅(故人が親しんでいた部屋)」もしくは「安置施設」です。

亡くなった後、寝台車で自宅へ搬送するか、葬儀社の安置施設へ搬送します。

直葬とはいえ、亡くなってからすぐに火葬ができるわけではありません。

法律で亡くなった後24時間は火葬できないと決められているため、亡くなってから最低でも2日はあけることになります(亡くなった日を1日目、翌日の火葬日を2日目とします)。

また、火葬場が混み合っていて予約できないこともあるため安置する日数は伸びる可能性があります。

遺影について

直葬の場合、遺影はあってもなくてもOKです。

遺影を希望する場合は、お棺や骨壺と同時に葬儀社に依頼します。

お経なしorあり?

直葬の場合、お経はあってもなくてもOKです。

お経なしの場合は、火葬の時に簡単なお別れを済ませるだけになります。

お経ありの場合は、「出棺前に安置場所に来てもらいお経を読んでもらう」か「火葬前に火葬炉の前でお経を読んでもらう」のどちらかになります。

直葬のお布施は5万円~10万円が相場です(一般の葬儀の場合は、お通夜、葬儀、告別式に呼んだ場合で20万円~35万円かかります)。

僧侶の手配方法は、菩提寺(ぼだいじ:お世話になっているお寺)に連絡する、葬儀社に紹介してもらう、僧侶手配サービス「お坊さん便」などを利用すると便利です。

食事(通夜ぶるまい・精進落とし)について

直葬の場合は、通夜ぶるまいや精進落としの席を設ける必要はありません。

ただ、希望すれば火葬中に精進落としを用意してくれる火葬場もあります。

通夜ぶるまい・精進落とし
  • 通夜ぶるまい‥‥お通夜の後に、少し口をつける程度で参列者が食べる料理。弔問客をもてなす目的で出される。参列者の半分くらいの人数分の料理を、大皿に盛り付けて取り分けて食べられるようにしておくもの。
  • 精進落とし…火葬場から戻った後に、遺族が参列者に振る舞う酒食。仕出し弁当、お寿司、懐石料理、煮物、季節の食材を使った料理で、個別のお膳で出すもの。

挨拶状について

そもそも挨拶状は、故人がお世話になった方々に「お通夜、告別式、法要が無事に終了しました、感謝申し上げます」という報告をするもので、四十九日の法要が終わるタイミングで香典返しとともに送るのが一般的です。

では、お通夜や告別式を行わず、香典返しの必要もない直葬で挨拶状が必要なのかというと…「必要」です。

一般的な葬儀をした場合は、四十九日が終わるタイミングで法要までの儀式が終わったことを知らせるのに対し、直葬の挨拶状は「亡くなって1週間~2週間後のタイミングで、故人が亡くなったことを知らせるため」に送ります。

一般の葬儀とは送る目的とタイミングが違いますが、直葬でも挨拶状は送るようにしましょう。

直葬のメリット&デメリット

ここでは直葬のメリットとデメリットについてお伝えします。

人それぞれ価値観や感じ方が違う部分もあるため、参考程度に確認してみてください。

直葬のメリット

  • 準備が減る
    →お通夜や葬儀の準備をしなければいけない場合、悲しむ間もなく時間が過ぎていきますが、直葬の場合は準備が少ない分落ち着いて故人を見送ることができるでしょう。
  • 経済的負担が減る
    →お通夜や告別式がない分、式場使用料や返礼品といった費用が抑えられます。
  • 挨拶、受付などの対応が不要
    →大勢の参列者への挨拶や、受付の手配をする必要がなくなります。

直葬のデメリット

  • 参列したかった方への配慮が必要
    →参列できなかったことを不満に思う方がいるかもしれません。直葬が決まった段階で、親しい間柄の方にはできるだけ速やかに直葬であることを伝えましょう。友人や知人などには、別で弔問の機会を設けるなどの対応をすると良いですよ。
  • 菩提寺(ぼだいじ:お世話になっているお寺)へ納骨できない可能性がある
    →菩提寺がある場合、直葬をすることへの理解を得ておかないと関係を損なって納骨を断られてしまうこともあります。直葬を決断するより先に相談しておくことが大切です。

直葬の香典はどうする?

香典とは、お通夜または葬儀で持参して故人の霊前に供える現金のことです。

直葬の場合でも、香典を辞退していなければ参列者は香典を持ってきますので、香典を受け取るつもりがない場合は、直葬の日程を知らせる時点で「香典は辞退させていただきます」と伝えておきましょう。

また直葬の場合は、あまりお金のかからない葬儀なので「そこまでサポートは必要ないだろう」「食事がないのでその分は必要ないだろう」と判断され、香典の金額自体が少ない場合が多いです。

香典の受け取りを断る方法

香典を受け取るつもりがない場合は、直葬の日程を知らせる時点で「香典は辞退させていただきます」と伝えておくことが基本です。

しかし万が一、香典の辞退を一部の方に伝え漏れてしまい、その方が香典を持参した場合は、受け取ることは避けましょう。

受け取る人と断る人がいるのはトラブルのもとになるためです。

丁寧に、伝え漏れたことと受け取れないことへのお詫びを伝えましょう。

受け取った場合の香典返しの方法

香典を受け取ると決めた場合は、「香典返し」が必要になります。

香典返しは「貰うのと同時に返す」「四十九日が明けてから返す」このどちらかが一般的です。

供物・供花はどうする?

直葬の場合、祭壇がないため供物・供花を置く場所がありません。

そのため、葬儀の日程を知らせる際に「供物・供花は辞退します」と一言伝えておくと良いでしょう。

供物・供花とは
葬儀や法事などで、親族や故人と親しかった方、会社などの団体関係者が、故人や仏様への感謝や遺族への弔意の気持ちを表すために送るもの。意味合いは香典と同じ。

遺骨はどうする?お墓・納骨・散骨について

直葬した場合でも、一般的な葬儀をした場合と納骨の方法に違いはありません。

遺骨を納骨するorしない、どちらの方法でも大丈夫です。

納骨の方法
  • 菩提寺に頼んで先祖と同じお墓に納骨する
  • 自宅に遺骨を置いて手元供養とする(納骨しない)
  • 市区町村が運営する公営墓地に納骨してもらう(応募と当選が必要)
  • 納骨堂の一角を購入して納骨する
  • 火葬後、そのまま火葬場で引き取ってもらう
  • 散骨する

散骨について

散骨は墓の維持が不要になる点がメリットですが、行うにあたってはいくつか注意点があります。

  • 他人の私有地や、国や個人が所有している山、自然保護区域に散骨するのはNG
  • 散骨禁止条例のある地域もあるので注意
  • 土の中に埋める、墓地以外の区域に埋めることはNG

なお、散骨に届け出は必要なく、遺骨の粉末化もしなくてよいとされています。

散骨を検討する場合は、地方条例とともに散骨業者に確認してから行うようにすると良いですよ。

自宅に遺骨を置いて手元供養とする(納骨しない)について

遺骨をお墓に納めず、骨壺に入れて自宅に置いておくこともでき、これを手元供養と言います。

最近は特定の信仰を持たない人も増えていたり、個人の価値観も多様化しているるため、納骨や供養に関しても宗教的な意味合いを重視することが徐々に薄れています。

手元供養を検討している場合は、最終的な遺骨の行き先について家族と話し合っておくと安心です。

手元供養にぴったりのミニ仏具も増えていますよ。ネットから購入することも可能です。


>>【ミニ骨壷】有田焼「白磁蓮花」(骨壺)


>>手元供養骨壺【ミニ骨壷】ガラス骨壷 手元供養

置く場所を取らない、コンパクトな手元供養のセットも販売されています。

>>【手元供養セット】祈りの手箱+ミニ骨壺

手元供養に関する詳しい記事はこちら↓

手元供養に必要なもの(グッズ・アイテム)をまとめました

直葬に参列したい友人や知人がいる場合はどうする?

直葬でも葬儀に参列したいという友人や知人がいる場合は、安置している所に来てもらうのがよいでしょう。

火葬場によっては、お別れの時間や場所が確保できないこともあり、そこで対面させてもらえないことが考えられるためです。

直葬は後悔が多い?世間体を気にする?

直葬を選択すると後悔するのでは?と思われる方もいるかもしれません。

しかし、亡くなった後は火葬まで24時間以上安置することが法律で決められており、火葬場の込み具合によっては2日~1週間待つことも考えられます。

きちんとお別れする時間もあれば、希望すれば安置所で僧侶にお経を読んでもらうこともできます。

立派な葬儀をした方の場合でも、手続きだけで体力的にも精いっぱい、悲しんでいる余裕もなかったという声もあります。

ですので、一概に「直葬は後悔する」ということはないと考えます。

また、これまでは世間体を気にして立派な葬儀にすることを重視してきた傾向がありましたが、今は直葬を選ぶ方も徐々に増えてきています。

その証拠に、多くの葬儀業者で直葬プランが充実しています。

世間体ではなく、ぜひ故人の遺志や家族の気持ちで葬儀の在り方を決めていって欲しいなと願います。

直葬をする場合の会社への連絡は?

直葬や家族葬で故人を送ったことを知られたくない、と会社に連絡しないという人もおられますが、その場合「忌引き休暇」や「慶弔金」の制度があった場合にそれらを使ったり受け取ったりすることができません。

会社に連絡する場合に伝えること
  • 誰が亡くなったのか
  • いつからいつまで休むのか
  • 葬儀スタイルと香典・弔電・供物供花の受け取り可否

直葬や家族葬の場合、慶弔金は福利厚生の一環なので受け取っても問題ないですが、会社の上司や同僚からの「香典」は辞退するのが一般的です。

直葬をした場合の法要・法事について

直葬を行った場合の法事や法要は特に決まりはありませんですが、「初七日」については直葬の場合は行わないのが一般的です。

四十九日や一回忌などに供養の場を設け、親族や親しかった方々と食事を召し上がりながら故人を偲ぶと良いでしょう。

直葬を最安値で行いたいなら無料一括見積もりを

冒頭でもお伝えしましたが、直葬を最安値で行える葬儀業者をお探しの場合は「葬儀の無料一括見積もりサービス」が便利です。

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