本来であれば葬儀・告別式への遅刻は厳禁ですが、やむを得ず遅刻してしまう緊急事態もありますよね。
この記事では、葬儀・告別式に遅刻してしまう時のマナーや、ご遺族への配慮方法について解説します。
一般的な葬儀・告別式のタイムスケジュール
【一般的な葬儀・告別式のタイムスケジュール】
10:00 | 葬儀・告別式開式 |
10:10 | 喪主・遺族焼香 |
10:20 | 会葬者焼香 ※人数により時間は変動 |
10:40 | 葬儀・告別式閉式 |
10:45 | 出棺準備 |
10:50 | 出棺挨拶 |
11:00 | 火葬場へ出発 |
参考:www.aeonlife.jp
一般的に、開式から出棺までは約1時間。
出棺してしまうと、故人と最後のお別れはできません。
そのため、会葬者焼香が終わるまでに入場できそうな場合は迷わず向かうと良いでしょう。
間に合わないようであれば、無理に斎場に出向く必要はありません。
変なタイミングや葬儀が終わった後に弔問されるのは、ご遺族側としても片付けなどで忙しいところ、負担を増やしてしまうことにもなりかねないからです。
やむを得ず欠席する場合は、後日お詫びをし、弔問が可能かどうか確認して可能であれば後日弔問へ伺いましょう。
葬儀に遅刻する際のマナーや注意点まとめ
ここからは、葬儀に遅刻する際のマナーや注意点をまとめました。
喪主やご遺族に直接連絡することはマナー違反
遅刻する旨を、取り込み中の喪主やご遺族に直接連絡するのはマナー違反です。
遅刻の連絡は、斎場に電話で伝えましょう。
斎場によっては伝言をお願いできることもあるので、伝言が必要な場合はその時に確認しましょう。
勝手に会場へ入らない
遅刻して到着した際、間違っても勝手に会場に入ってはいけません。
到着後、まずは受付やその周辺にいる葬儀社の人に遅刻したことへのお詫びを伝え、会場内へ入れるかどうか尋ねます。
読経中の入室は失礼にあたるため、読経のタイミングと重なる場合はすぐに入れないこともありますが、タイミングを見て案内してくれるので指示に従って静かに入場します。
無理にご遺族を捕まえてまでお詫びをしない
焼香や精進落としの時などに直接伝えるタイミングがあればその時にお詫びを伝えても良いですが、無理に捕まえてまでお詫びをすることは控えましょう。
葬儀当日の喪主やご遺族はとても忙しいためです。
もし葬儀当日に直接お詫びができなかった場合は、後日電話や手紙でお詫びをすると良いでしょう。
お手伝いを頼まれていたのに遅刻してしまう場合
遅刻してしまうことが分かった時点で、斎場にその旨を電話で連絡します。
到着後は、斎場にいる係りの人にお詫びをして指示をもらいましょう。
遅刻してしまう場合の香典の渡し方
到着時にまだ受付があれば、そちらで渡します。
受付で渡せない場合は、ご遺族に必ず手渡しで渡すようにしましょう。
お金に関わることなので、他の親族に預けるのはトラブルの元になる可能性があるためです。
手渡しで渡すことが難しい場合は、後日弔問して渡すか、郵送で送れば大丈夫です。
どうすればいいのか分からない時は、基本的に係りの人に尋ねて指示に従う
葬儀に遅刻してしまう場合、まずは斎場にその旨を電話で連絡することが最優先です。
到着後も、何か分からないことがあれば、ご遺族ではなく近くにいる葬儀社の人に尋ねるようにしましょう。