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もしも自分が認知症になったら…?
親や祖母が認知症になる前に自分ができることは?
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などと不安を抱えていませんか?
認知症は、後天的な脳障害により持続的に認知機能が低下している症状を言い、平成24年時点では”65歳以上の7人に1人が認知症”といわれています。
認知症の症状には進行性があり、進行すると理解力や判断力がなくなり、生活に支障が出るようになります。
物忘れと混同されることも多いですが、認知症と物忘れには明らかな違いがあります。
本記事では、
- 「認知症」と「物忘れ」の違い
- 認知症になると法律行為ができなくなる
- 認知症への備えの第一歩はエンディングノートを書くこと
についてお伝えします。
「認知症」と「物忘れ」の違い
認知症と物忘れは混同されがちですが、明白な違いがあります。
認知症 | 物忘れ |
---|---|
体験の全てを忘れてしまう | 体験の一部を忘れてしまう |
忘れたことの自覚がない | 忘れたことの自覚がある |
日常生活に支障をきたす | 日常生活に支障はない |
判断力が低下する | 判断力は低下しない |
ヒントがあっても思い出せない | ヒントがあれば思い出せる |
認知症になると法律行為ができなくなる
認知症となり判断能力(意思能力)が欠けてしまうと、法律行為ができなくなります。
例えば、以下の行為などです。
- 財産の生前贈与
- 遺言書の作成
- 預金口座の引き出し、解約
- 生命保険の加入
- 不動産売却、賃貸契約
このほかにも、介護費用のため認知症の本人の預金を使いたい時などには代理人となって法的な援助を行う「成年後見人」が必要になります。
詳しくは「【おひとりさまの終活】自分の老後や最期に備えてやっておくべきこと」の記事で紹介しています。
認知症に備えてエンディングノートを書こう
認知症が進行すると、ヒントがあっても体験や出来事を思い出すことができなくなり、判断力も低下してしまいます。
エンディングノートがあるかないかによって、家族や介護者の負担が軽減されます。
家族に直接「葬儀はああして、こうして…」とはなかなか伝えにくいものですが、ノートになら書いておけるのではないでしょうか?
紙に書くことで自分の考えを整理できますし、今すぐ伝えなくて良いことも書いておけるので、早くエンディングノートを書き始めることに越したことはありません。
エンディングノートは無料で手に入れることができるので、ぜひ今日から書き始めてみてはいかがでしょうか。
下記の記事で紹介しているエンディングノートは、筆者も愛用中です。書いておくべきことがすべて詰まっています。