エンディングノートを書き始めたものの、ネガティブで悲しい気持ちになってしまって、何だか筆が進まない…ということはありませんか?
実は、筆者の私もそうでした。
書きながらネガティブで悲しくなる気持ち、よく分かります。
自分の最期について考え始めたり、大切な人へのメッセージを考えたりしていると辛くなっていました。
しかし、エンディングノートの必要性を全く感じなくなったわけではなかったので、書くことを一切やめたわけではありません。
感情的にならず、事務的に「これは書いておかないと残された家族が困るだろうな」ということを優先して書くようにしました。
例えば、家族や友人の連絡先一覧、銀行口座の情報、加入している保険などです。
これらはあくまでも情報の整理なので、感情的にならずに済みます。
とはいえ、エンディングノートは悲しい気持ちになってまで書く必要はないと思っています。
少し書いてみて、やっぱ無理だわって思ったのならそっと閉じればいいのです。
エンディングノートの項目には、情報の整理を通り越して、今すぐ決められないことだってたくさんあります。
じっくり考えたい、そもそも今は決められない、という埋められない項目がしょっちゅう出てくると思います。
そんな時は、後回しにしたっていいのです。書くことさえもやめたっていいのです。
「エンディングノートを書くべき」「全ての項目を埋めなければいけない」必ずしもそんなことはないのです。
エンディングノートを残さない、残してあったとしても自分の書きたいところだけ書いてある、というのもその人らしさだと思いませんか。
もしもエンディングノートを書いていてネガティブな悲しい気持ちになるのなら、一度そっと閉じて忘れてみる。
また書いてみようかなと思った時は、事務的な情報の整理から始めてみる。
エンディングノートの必要性に疑問を感じたのなら、書くことをやめてみる。
…そう考えてみてはいかがでしょうか。
エンディングノートは、元気だから書けるわけで、判断能力があるからこそ書けるものでもあります。
エンディングノートと呼んでいますが、「元気ノート」や「希望ノート」と呼べるものでもあるのです。
元気だから書く!希望があるから書く!本当に心からそう思えた時に書いてみてくださいね。