2018年に流行した、来年から年賀状を辞退することを伝える「終活年賀状」。
年賀状だけでなく「お中元」や「お歳暮」を贈るのも、終活を機にやめたいとお考えではありませんか?
毎回品物を選ぶのは面倒だし、お金もかかるし、正直億劫ですよね…。
でも、お中元やお歳暮をやめるとなると、年賀状を辞退するよりも難易度が高く『どう切り出せばいいのか分からない』という方が多いと思います。
そこで本記事では、
終活お中元
終活お歳暮
と名付け、お中元やお歳暮をやめる時のマナーや、角を立てない断り方について紹介します。
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お中元やお歳暮をやめる時のマナー
『お中元とお歳暮の両方を送っていて、どちらかをやめたい』という場合は、お中元をやめてお歳暮だけ送るのが基本です。
マナーとしてはお中元だけを送るのはよくありません。お中元を贈るのであれば、お歳暮も送るのが一般的です。
お歳暮を贈らないのであれば、お中元も贈るのをやめましょう。
また、お中元やお歳暮をやめたとしても、
- 暑中見舞い、寒中見舞い(年賀状)で挨拶をする
- 旅行した時はお土産を送る
など、違う形で感謝の気持ちを伝えていくことが大切です。
【文例あり】お中元やお歳暮をやめる時の断り方
お中元やお歳暮をやめる時は、以下の文例を活用してみてください。
今回分のお中元やお歳暮を贈るタイミングで手紙として添えても良いですし、お礼状として出しても良いでしょう。
以下、お中元やお歳暮をやめる時の断り方(文例)です。
「毎年お中元・お歳暮を頂き、お心遣いに大変恐縮しております。ご厚意は大変嬉しく、有難く存じておりますが、今後はお中元・お歳暮の受け取りを辞退させて頂ければと思います。〇〇様とは今後も変わらぬお付き合いをしたいと思っておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。」
なお、親戚や気の知れた相手なら「来年からはお中元やお歳暮をやめましょう?毎回大変だと思うから、来年からは送らなくて大丈夫ですよ」と伝えても良いでしょう。
「虚礼廃止」という言葉があるように
「虚礼廃止(きょれいはいし)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
虚礼廃止とは、形だけで心のこもっていない儀礼はやめるという意味です。
これを考えると、虚礼な贈り物なら、やめることも相手への思いやりだと思いませんか。
「贈るのをやめたい」とあなたが思っているのなら、相手も同じように感じているかもしれません。
相手への心遣いと感謝をしっかり示せば、お中元やお歳暮をやめることに失礼だの不快だのと思われることはないはずです。
むしろ相手は、先に申し出てくれてありがたいと思うかもしれませんね。